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家づくりお役立ち情報 FPが教える! 家づくりのマネー講座~最終回~ 定年後も払い続ける? 最長50年「超長期ローン」

FPが教える! 家づくりのマネー講座~最終回~ 定年後も払い続ける? 最長50年「超長期ローン」

月々のローン返済の負担を軽減

 家を建てるのに知っておきたいマネーの話。「和歌山家づくりのお金相談センター」(橋本市紀見ヶ丘)の代表で、FP(ファイナンシャル・プランナー)の柴垣和哉さんが解説するシリーズの最終回は、「超長期ローン」がテーマです。

35年の返済が一般的な住宅ローンで、最長50年の「超長期」の借り入れが広がっています。住宅金融支援機構の「住宅ローン利用者調査」(2026年1月)によると、25年4月から9月までに住宅ローンの借り入れをした人で、返済期間が「35年超~40年超」の割合は23・4%と、全体の約4分の1。23年10月の調査では12・6%で、ここ数年で返済期間の長期化が進んでいることが分かります。

「その背景には、不動産価格の高騰や物価の上昇が挙げられます」と、柴垣さんは説明します。「返済期間を長くすることで、月々の住宅ローンの返済額が減り、家計の負担が抑えられる、というのが選ばれる大きな理由でしょう」
一方、借入期間が長くなるほど、支払う利息の総額も増えます。「例えば、5000万円を変動金利(年1・0%)で借りた場合、50年返済では35年と比べて、支払いが約427万円増に」

和歌山では、一部の金融機関やネット銀行の商品、住宅金融支援機構の「フラット50」が選択できます。「完済時年齢が80歳未満などの年齢制限や、長期優良住宅が対象など、商品によってさまざまな要件があるので確認を」とも。

最後に、「超長期ローンを組むなら、定年後の家計圧迫や金利上昇による返済金額の増加などのリスクにも目を向けて」と柴垣さんはアドバイスします。「そういったリスクに対応できるよう、定年までに必要な貯金額や繰り上げ返済のタイミングについてFPや住宅ローンアドバイザーなどの専門家に相談し、無理のない返済計画を立てましょう」と話していました。

 

「『月々の返済額が少ないから』と、安易に飛びつくのはNG」と柴垣さん

 

和歌山リビング新聞 2026年5月16日号掲載