もっとすてきにエクステリア⑧ 住まいの第一印象を決める マイホームの顔「門まわり」
門柱や門袖で家や住人の個性を表現
マイホームをより心地よく、より魅力的にする外構についてプロに聞くエクステリアシリーズ。8回目は、住まいの印象を決める「門まわり」について、「タカショー」(海南市南赤坂)のプロユース企画部マネジャー・永田真弓さんに聞きました。
一戸建て住宅の外構は、門扉や塀で敷地を囲むクローズ式や、ポール型の門柱やウオール型の門袖を使ったセミオープン式やオープン式があります。道路と敷地の境界に設置された門柱や門袖には、表札やインターホンが備え付けられ、訪問客を迎える“家の顔”としての役割も。「門柱や門袖のデザインにこだわって、家や住む人の個性を表現しませんか」と、永田さんは話します。
デザインの自由度を求めるなら造作タイプを。「ブロックを積んで、塗料やタイルなどを使って仕上げます。形やサイズは自由自在。門灯や宅配ボックスなどの機能も好きな位置にセットできますよ」。今は重厚感を演出する大判タイルを使った門袖に関心が集まっているそう。カジュアルなスタイルが好みなら、「柄物のタイルや家族の手形をあしらったり、ペットにまつわるデザインを取り入れたりしても」とも。
デザインを一から考えるのが苦手な人には、「門柱や門袖をベースに、機能やデザインを選択し、自分好みにカスタマイズするパッケージタイプがおすすめ」と永田さん。「例えば、弊社で扱っているものは、門柱の色やパネルの柄を選べ、マイホームの雰囲気に合わせたアレンジも可能です」。料金設定が明確なため、予算に応じた外構づくりがかないます。
希望の門まわりを実現するには情報収集も。エクステリアの展示会や専門店のショールームで、実物の高さや幅、質感を確認できます。「外構を含めたプランを提示するハウスメーカーや設計事務所も多いので、おうちを建てる際に相談してみては」と、永田さんは最後に話していました。
和歌山リビング新聞 2023年12月9日号掲載