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家づくりお役立ち情報 コスパ重視派? こだわり派? マイホームの選択肢⑤ 土地と家がセットの建売住宅 返済額を抑えてゆとりある生活を

コスパ重視派? こだわり派? マイホームの選択肢⑤ 土地と家がセットの建売住宅 返済額を抑えてゆとりある生活を

リビングを大きく取った3LDKも人気

完成品を見てから購入が決められるのも建売住宅のメリットの一つ

和歌山県でマイホームというと、一戸建てをイメージする人が多いのでは。そこで「マイホームの選択肢」シリーズでは、一戸建て住宅に焦点を当て、その種類と特徴を解説しています。今回は「建売住宅」について、多くの新築分譲地を保有する「幸福建設」(和歌山市太田)の営業部・小南昭悟主任に聞きました。

「建売住宅は土地と家がセットで販売されています。外観や仕様は各社の規格通りに決まっていて、標準的な設備があらかじめ付いているものが多いです」と小南さんは説明します。多くの物件が夫婦に子ども2人の4人世帯に想定され、間取りは4LDKが主流。車2、3台の駐車スペースがあり、「完成物件であれば即入居も可能です」とも。

そして、建売住宅の最大の魅力は価格。「土地や建材をまとめて購入し、施工を標準化して工事費や人件費を抑えるなど、さまざまな工夫で高いコストパフォーマンスを提供しています」。同じ建売住宅でも微妙な価格差が出るのは、立地や土地の広さが理由だそう。

建売住宅の最近のトレンドは…? 「ここ数年は3LDKも好評ですね。1階をLDKだけにした、開放的な生活空間が人気です」。また、単身世帯やひとり親世帯、シニア世帯などには、2LDKの平屋タイプも人気だとか。「弊社の場合ですが、コロナ禍で他府県の方が別荘感覚で購入し、ワーケーションのように利用するケースも」と小南さん。

建売住宅を購入するときのポイントについては、 「まず、通勤や通学の利便性などから購入エリアを決めて、予算や世帯に合う物件を探しましょう。性能やデザイン、間取りは会社により異なるため、見比べてみるのもいいですね」とアドバイス。カーポートなどの外構や太陽光電池などの設備、メンテナンス保証などのオプションも選択の条件になるのでは、と話していました。

 

出典:リビング和歌山2022年7月2日号